岩国城とは?
山口県岩国市にそびえる岩国城。標高約200メートルの城山(横山)山頂に立ち、白壁の美しい天守閣が特徴的な城です。
眼下には、日本三名橋のひとつ「錦帯橋」や城下町が広がり、瀬戸内海や宮島まで一望できる絶景スポットとしても知られています。
岩国城は1608年(慶長13年)、初代岩国藩主・吉川広家によって築かれました。しかし、1615年に江戸幕府が出した「一国一城令」によって築城からわずか7年で廃城。現在の天守は昭和37年(1962年)に再建されたものです。
天守閣からの眺め
山頂にある天守閣からの眺望は圧巻。
晴れた日には瀬戸内海や宮島まで遠望でき、眼下には優美な曲線を描く錦帯橋と、城下町の町並みが広がります。特に、秋の紅葉シーズンや春の桜の時期には絶景が広がり、多くの観光客が訪れます。
岩国城の歴史
築城と廃城
岩国城の築城を命じたのは、関ヶ原の戦いで西軍から東軍に寝返ったことで知られる吉川広家。彼は岩国の地を与えられ、新たな城として岩国城を築きました。
しかし、1615年の一国一城令により、岩国城は築城からわずか7年で取り壊しに。以降、岩国藩の政治の中心は山麓にある屋敷(現在の吉香公園周辺)へと移りました。
現在の天守閣
現在の天守閣は、1962年(昭和37年)に建てられたもの。もともと岩国城の天守は四重天守で、江戸時代初期の城郭建築の特徴を持っていましたが、再建時には史実とは異なる外観の復元となりました。
とはいえ、白壁と黒い瓦のコントラストが美しく、錦帯橋との景観はまるで一枚の絵のようです。
岩国城の見どころ
1. 天守閣からの絶景
岩国城の最大の魅力は、天守閣からの眺望。
錦帯橋を眼下に、遠くは宮島まで見渡せるパノラマビューは圧巻です。特に朝や夕方は光の加減で街並みが幻想的に映ります。
2. 錦帯橋と岩国城のコントラスト
麓から岩国城を見上げる景色もまた格別。
特に錦帯橋越しに天守を望む景色は、写真映えすること間違いなし。夜には錦帯橋と城がライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がります。
3. 岩国城ロープウェー
山頂までのアクセスにはロープウェーの利用が便利。
麓の錦帯橋を渡り、ロープウェーに乗れば、約3分で山頂に到着。四季折々の景色を楽しみながらの空中散歩は、城への訪問をより特別なものにしてくれます。
4. 岩国城資料館
天守内部は資料館として公開され、岩国藩に関する資料や刀剣、甲冑などが展示されています。歴史好きにはたまらないスポットです。
岩国城へ行ってみた!旅日記
錦帯橋からスタート
岩国城を訪れるなら、まずは錦帯橋からのスタートがおすすめ。
実際に歩いてみると、木造の美しいアーチが目の前に広がり、川面に映る姿がなんとも風情を感じさせます。
橋を渡った先にはロープウェー乗り場があり、そこから山頂へ3分の空中旅。
揺れも少なく、快適な乗り心地でした。
天守閣からの大パノラマ
山頂に着き、岩国城まで徒歩約10分の坂道を登ると、目の前に白亜の天守が現れました。
城の中に入り、階段を上ると最上階の展望台へ。
ここからの眺めがまさに絶景!
眼下には錦帯橋、そして遠くには宮島まで。心地よい風を感じながら、しばらく景色に見入ってしまいました。
旅の締めくくりは岩国寿司
下山後は、岩国の名物「岩国寿司」をいただくことに。
見た目も華やかで、酢飯のさっぱりとした味わいが旅の疲れを癒してくれました。
岩国城へのアクセス
住所
〒741-0081 山口県岩国市横山
アクセス方法
・JR利用
JR岩国駅からバスで約20分「錦帯橋」下車 → ロープウェー乗り場へ徒歩約5分
・車利用
広島市内から約1時間、山陽自動車道「岩国IC」から約10分
・ロープウェー
運行時間:9:00~17:00(季節により変動あり)
料金:大人往復560円、小学生往復260円
まとめ
岩国城は、錦帯橋との調和が美しい歴史ロマンあふれるお城。
天守閣からの絶景や、四季折々の風景が楽しめるため、訪れるたびに新しい発見がある場所です。
歴史好きにも、風景を楽しみたい人にもおすすめのスポット。ぜひ一度訪れてみてください!