高知城(高知県)

高知城公式サイト
画像引用元:高知城公式サイト(https://kochipark.jp/kochijyo/)

江戸期に建てられた建物が多く存在する高知城。本丸御殿や追手門など貴重な文化財を見ることができます。

高知城の歴史・特徴

高知城が築城されたのは1601年。関ヶ原の戦いで活躍した山内一豊は土佐を与えられ、城主となります。
しかし、一豊が土佐へ入国した直後は、その前に土佐を治めていた長曾我部家の家臣たちが抵抗にあいました。
その後、反抗するものを処刑するなどして、山内家が明治時代まで高知を治めます。

高知城の天守は3層6階建てとなっており、櫓の上に望楼を持つ望楼型天守に分類されます。
天守に連結されている懐徳館と名付けられた本丸御殿も残っているのも珍しいことです。天守は一豊が土佐に来る前の拠点だった掛川城を模して作られたといわれています。
天守は火事により一度焼失しますが、1749年に築城当時の構造を再現し再建されました。
天守や懐徳館、追手門などは国の重要文化財に指定されています。1948年に保存修理が行われ、貴重な歴史文化財となっています。

土佐漆喰の白壁や瓦葺の灰色から鷹城とも呼ばれています。

高知城の見どころ

高知城は、現在高知公園として整備され、懐徳館と天守以外は無料です。
園内は山内一豊の像や自由民権運動の板垣退助像など高知に由来する人物の像が見られます。
日没から22時までライトアップされ、暗闇に浮かび上がる高知城は見どころです。
石垣はエレベーターですぐ上に上がれます。さらに無料のコインロッカーもあるので、一時的に荷物を預けることができて便利です。

南海随一の名城といわれる高知城は天守や本丸、追手門、石垣などが江戸時代から現存しています。天守は12城が存在しますが本丸まで含めると高知城しかありません。
高知城は江戸時代当時をタイムスリップした感覚を味わうことができます。

有料区域である高知城の本丸御殿は賓客と面会するため、公式の儀式に用いられました。また、正殿は城主の御座所があり、歴代の藩主が座った姿を想像できるでしょう。
本丸御殿と天守は廊下でつながっており、江戸時代から使われていた板張りの床を歩けます。
天守の内部は6階建てで、各階には展示物が置かれていて、高知城の歴史を学べます。最上階は望楼となっていて高知市街を見渡せ、お殿様の気分が味わえるでしょう。

また、山内家の前の城主長曾我部家の築城の跡も見ることができます。
高知城には地元のガイドがいるので、城回り初心者でも問題ありません。本丸だけでなく、追手門や城内を案内・解説してくれます。

高知城へのアクセス

高知駅からバスで10分「高知城前」下車