小田原城の歴史
小田原城がまず最初に建てられたのが15世紀の中頃だと言われています。
この城は最初は戦国大名である北条氏の居城となり、関東を支配するための拠点として活用するために拡張整備されたことで一時はその規模がかなり大きくなり日本最大規模であったとも言われています。
そんな小田原城ですが江戸自体に入ると徳川家康の支配によって大久保氏が城主に変わります。
それとともに城の規模が縮小されたほかその後は稲葉氏、また大久保氏というようにその時々で城主が変わることもありました。
小田原城は譜代大名の居城としてはもちろん、関東地方の防御の要としても重要な役割を持ったお城として使われてきました。
重要な文化的遺産
小田原城は明治3年に廃城となったため城の建築物のほとんどが解体されてしまいました。
解体されずに残っていた石垣なども大正12年に発生してしまった関東大震災の影響を受けて崩れるなど多くの歴史的に価値のあるものが消失してしまいました。
しかし現在もある小田原城跡の本丸・二の丸や一部の部分が国の史跡に指定されるなど、国にとって貴重な場所となっています。
本丸中心は城址公園として整備されているほか、昭和35年には天守閣が復興されその後は昭和46年に常盤木門が、平成9年には銅門が平成21年には馬出門が復元されました。
こういった整備のおかげで、小田原城を訪ねると当時の小田原城に近しい姿を目にすることができるため、当時の小田原城の雰囲気を目で見て楽しめるような場所となっています。
家族で楽しめる施設も
小田原城の敷地内には、子供が楽しめる子供遊園地もあります。
子供が楽しめる乗り物などが複数あるため、歴史にはあまり興味がない子供でも楽しめる場所となっています。
また遊具の利用は30円~80円と非常にリーズナブルになっており、お財布にも優しいので立ち寄りやすいという魅力もあります。
さらに小田原城では、甲冑儀の着付け体験を受けることも可能です。
鎧兜のほか着物を着たりすることもできます。
なかなか普段は着ることができない服装でもあるので、歴史ある場所で当時に近い恰好をしてタイムスリップしたような感覚を楽しむことができますし記念撮影なども可能です。
小田原城へのアクセス
小田原城へアクセスする場合、電車でお越しの際は小田原駅から徒歩10分と駅から徒歩で行くことが可能です。
さらに車の場合小田原厚木道路の荻窪ICから10分、西湘バイパスの小田原ICからは5分程度でアクセスできます。
小田原城址公園には駐車場が完備されていないため、車でアクセスする場合は車を周辺の駐車場に駐車してアクセスする必要があります。
車で行く場合は周辺の駐車場のリサーチをするようにしましょう。