忍城(埼玉県)

忍城の歴史

忍城は室町時代の中期ごろに成田氏によって築城されたと言われています。
北は利根川、南は荒川というように川に挟まれた立地であったほか扇状地に広大な沼地が点在していたなど独特の地形に建てられたお城でした。

城の特徴として自然堤防を活かしており、1590年に豊臣秀吉らの戦にて水攻めがあった際にはその水攻めにも耐え抜いたという逸話なども残されています。
水攻めにも耐え抜いたことから忍城は浮き城や亀城などとも称されました。

時代の移り変わりとともに城の改修や整備などが行われてきましたが、明治維新が起こったあとの明治4年の廃藩置県によって忍城は廃城となり一部の取り壊しが行われました。
現在は再建などを行い一部の部分を公園として整備しています。

映画の舞台にもなりました

忍城といえば、水攻めに耐え抜いたエピソードが非常に有名です。
忍城は映画の「のぼうの城」の舞台にもなったお城です。
近くまで足を延ばすと、上杉謙信や石田三成が本陣を構えたとされている丸墓山古墳がありますしさらに足を伸ばしたら石田三成が水攻するためにも作った堤を見れます。

こういった歴史的に有名な出来事にまつわるものが周囲にあるのが忍城の魅力です。
本丸跡には御三階櫓が再建され、当時のものではないものの再建されたことによって当時の姿に近い姿を楽しむことができます。

特に春先がおすすめ

もちろん、お城などをメインに足を運ぶ方が多いと思いますが忍城に行くのであれば春に行くのがおすすめです。
桜の木があるため、忍城と満開の桜のコラボレーションを楽しむことができるシーズンです。

特に御三階櫓と桜のコラボレーションは普通の桜とは異なる雰囲気を楽しむことができます。
江戸時代の春にタイムスリップしたような風景はお城がある場所ならではのものです。

より美しい光景を楽しみたいと思うのであれば、特に春あたり周辺の桜が満開になる時期を狙って忍城にいくとより一層楽しみが増えます。

忍城へのアクセス

忍城へアクセスする場合、駅から徒歩で行くのであれば行田市駅から徒歩12分程度で行くことができます。
徒歩以外で駅からアクセスする場合は忍城近くに停留所があるため、停留所「忍城」や「忍城祉・郷土博物館前」などに停車するバスに乗りましょう。

車で行く場合、東北自動車道羽生ICより約14㎞関越自動車道嵐山小川ICからだと約20kmで行くことができます。

そのほかの交通手段としては、レンタサイクルをレンタルできる場所があるので、自転車で巡るという手段もあります。
いくつかの6ヶ所のうちであればどこで借りて返すかも自由なので非常に使い勝手が良いため電車で着たときなど交通手段がない時の手段として活躍してくれるでしょう。